【Claude Code】ターミナルだけで開発する新しいワークフロー

このブログサイト自体、Claude Codeを使って構築した。WordPressの自動セットアップから記事の自動投稿スクリプトまで、ほぼ全部Claude Codeで実装している。使い始めて気づいた「ターミナルだけで開発する」という新しいスタイルについて書く。

Claude Codeとは

Claude Codeは、ターミナルで動くAIコーディングアシスタントだ。claude コマンドを実行するとインタラクティブセッションが始まり、自然言語で指示を出すとコードを書いたり、ファイルを編集したり、コマンドを実行してくれる。

# インストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

# プロジェクトディレクトリで起動
cd my-project
claude

VSCodeのGitHub CopilotやCursorが「エディタ拡張」なのに対して、Claude Codeは「CLIツール」という位置付け。エディタに依存しないのが特徴。

従来の開発フローとの違い

従来のフロー(GPT/Claude Webを使う場合):

1. ブラウザでChatGPT/Claudeを開く

2. コードを貼り付け、質問を書く

3. 返ってきたコードをエディタにコピー

4. ファイルを保存

5. ターミナルで実行・確認

6. エラーがあればまた1に戻る

Claude Codeのフロー:

1. ターミナルでclaudeを起動

2. 「〇〇を実装してほしい」と言うだけ

3. ファイル編集・実行・エラー修正まで自動でやってくれる

コピペの往復がなくなって、「指示する→確認する」だけになる。

このブログサイトで実際に使った例

WordPress REST APIのクライアントクラスを作る作業:

私: WordPressのREST APIクライアントクラスをPythonで作ってほしい。
    .envからWP_URL、WP_USER、WP_APP_PASSWORDを読んで、
    GET/POST/PUTメソッドを持つクラスにして。
    エラーハンドリングとリトライ(3回)も入れてね。

Claude Code: [scripts/utils/wp_client.py を作成]
[コードを表示]
作成しました。テストしてみますか?

私: うん、テストして

Claude Code: [python scripts/utils/wp_client.py を実行]
接続テストを実行します...
エラー: WP_URLが.envに設定されていません

.envファイルを確認してみましょうか?

私: .env.exampleを見て、.envが正しいか確認して

Claude Code: [.env.exampleを読んで、.envとの差分を確認]
.envにWP_URLが設定されていませんでした。追加しますか?

このやり取りで、ファイルの作成・実行・デバッグが全部ターミナル内で完結する。

特に便利な場面

既存コードの調査と修正

「このファイルの〇〇関数を修正してほしい」と言うと、Claude Codeがファイルを読んで、修正箇所を特定して、編集してくれる。

私: scripts/posting/post.py のエラーハンドリングが甘い。
    APIからHTTP 429が返ってきたときにリトライするようにして。

Claude Code: [post.pyを読む]
[修正内容を提案]
[ファイルを編集]
修正しました。リトライ最大3回、指数バックオフで1秒→2秒→4秒のwaitを入れています。

ドキュメントやコメントの追加

私: wp_client.pyにdocstringを追加してほしい。
    Google形式で、パラメータと戻り値の型も書いて。

Claude Code: [ファイル全体を読んで、各関数にdocstringを追加]

リファクタリング

私: このスクリプト、関数が長すぎる。
    1関数が50行以上あったら分割して。

Claude Code: [コードを解析]
以下の関数が長すぎます:
- post_article: 78行 → 3関数に分割可能
- setup_categories: 62行 → 2関数に分割可能

分割してみますか?

注意点とデメリット

コンテキスト量に注意: 大きなプロジェクトだとファイルを読みすぎてコンテキストが詰まる。「このファイルだけ修正して」と範囲を絞るのが重要。

確認なしに編集されることも: 「〇〇を追加して」と言うと、確認なしにファイルを書き換えることがある。重要なファイルは事前にgitにコミットしてから作業する癖をつけた。

ローカルのファイルしか見られない: Webページやリモートリソースを直接参照はできない。URLを調べてほしい場合はコンテンツをコピペして渡す必要がある。

生産性への影響

体感として、実装速度は2〜3倍になった感覚がある。特に「書くのが面倒なだけで難しくはないコード」(エラーハンドリング、ログ追加、テストコード等)は任せてしまって、自分は設計と確認に集中できるようになった。

まとめ

Claude Codeを使ったターミナルベースの開発スタイルのポイント:

  • ブラウザとエディタのコピペ往復がなくなる
  • ファイル編集・実行・デバッグが1つのセッションで完結
  • 「書くのが面倒なコード」を任せて、設計に集中できる
  • ファイル範囲を絞ってコンテキストを節約するのが重要
  • エディタ拡張型(Cursor等)との使い分けとしては、「新規ファイル作成・バッチ処理・スクリプト系」はClaude Code、「既存コードの細かい修正・補完」はエディタ拡張、という使い方が自分には合っている。

    試したことない人はまずインストールしてみるだけで良い。慣れるまで少し時間がかかるが、慣れたら手放せなくなる。