Claude Dispatchを自分専用の司令塔にした話 ― API連携・起業相談bot・キャラクター切替まで
前回の記事で、OpenClawからClaude Dispatchへの完全移行について書いた。あれから数日、さらに大量の機能追加と改善をやったので、その記録を残しておく。
Google API認証が完全復活した
前回の移行時点ではGmailのAPIスコープが足りなくて読み取り専用だった。今回、OAuth2トークンを再発行して、Gmail・Calendar・Tasks全てが読み書き両対応になった。両アカウント(クロスリンク+プログラミングスクール)で完全に動く。
一番嬉しいのは、Googleカレンダーへの予定追加がAPI直接でできるようになったこと。メールを貼るだけで「マネーフォワード面談 16:15-16:45」みたいにカレンダーに入る。ブラウザ操作不要。
Gmail未読フィルタリングの修正
最初の実装では未読件数が201件と表示されていた。実態は0件なのに。原因はGmail APIのresultSizeEstimate(推定値)を使っていたこと。labels.getのmessagesUnreadに切り替え、さらにプロモーション・ソーシャルカテゴリを除外するフィルタを追加。これで「本当に確認すべき未読」だけが出るようになった。
一元化整理と日本語命名
Scheduledタスク26件の名前を全て日本語に統一した。「morning-briefing」→「朝のブリーフィング_全体」のように。さらにプログラミングスクール側にも横展開して5件追加。合計26件が両アカウント横断で動いている。
遅延タスク41件の大掃除
Google Tasks APIで取得した未完了タスクが41件、うち9件が遅延(最大180日遅延)。スマホからDispatchに話しかけて、番号で「1完了 2まだ 3定期化」と仕分けした。5件完了、3件を月次定期タスクに変更、1件継続。
会話トーンのカスタマイズ機能システム
OpenClawで使っていた4段階の会話トーンのカスタマイズ機能をDispatchに移植した。カジュアルモード(デフォルト)、ビジネスモード、厳しめモード、フランクモード。「カジュアルモードにして」と言うだけで切り替わる。メモリファイルとして保存してあるので、新しい会話でも維持される。
WordPress REST API投稿
ブラウザ操作でWordPressにログイン→記事投稿しようとしたが、Chrome拡張のクリックが効かない問題にハマった。結局、アプリケーションパスワードを発行してREST API経由で直接投稿する方式に切り替え。これが正解だった。ブラウザ不要、ターミナル不要、Dispatchから「ブログ投稿して」で完結する。
SEO記事自動化のGitHub共有
SEO記事自動生成パイプラインver8.4をGitHubプライベートリポジトリにpush。チームメンバーのPCでClaude Codeから直接使えるように、CLAUDE.mdとSKILL.mdを新規作成した。求人特化版も同様に整備。APIキーはプレースホルダーに置換してからpushした。
起業相談botの設計
法人設立準備の相談用に、専用フォルダの中身を全部分析して「起業相談bot」を設計した。分析レポート、仕様書、37項目のタスクリスト、運用設計案、初期ファイル一式(CLAUDE.md+skills3本+README)の合計9ファイル。Claudeの「プロジェクト」機能で知識ファイルとしてアップロードすれば、チャットするだけで起業の壁打ちができる。
まとめ
AI秘書は「移行して終わり」じゃなくて、毎日使いながら育てていくものだと実感した。API認証の問題、Gmail未読の誤カウント、ブラウザ操作の限界。一つずつ潰していくことで、どんどん便利になっていく。
今の状態は、Dispatchに話しかけるだけで、Slack確認、カレンダー追加、Gmail確認、WordPress投稿、タスク管理、起業相談まで全部できる。スマホからでもPCからでも。
次は、この仕組みをさらに磨いて、もっと多くの業務をAIと一緒に回していきたい。