Claude Dispatchを自分専用の司令塔にした話 ― API連携・起業相談bot・キャラクター切替まで
前回の記事で「OpenClawからClaude Dispatchへの移行」について書いたけど、あれから一気に追加作業を進めた。今日はその続編。Claude Dispatchを”自分専用の司令塔”に仕上げるためにやったことを全部まとめる。
Google API認証の完全復活
まず最初に手をつけたのが、Google API周りの認証立て直し。Gmail、Googleカレンダー、Google Tasksの3つを、僕が使っている両方のGoogleアカウントで書き込みまで対応できるようにした。
これが地味に大変で、OAuthのスコープ設定やリフレッシュトークンの管理をきっちりやり直す必要があった。でもここを固めておかないと、後の自動化が全部コケるから最優先で片付けた。結果、どちらのアカウントからでもメール送信・カレンダー追加・タスク管理がAPI経由でできるようになった。
Googleカレンダー連携 ―「メール貼るだけ」運用
認証が通ったおかげで、GoogleカレンダーへのイベントAPIも直で叩けるようになった。これで何が変わるかというと、「メールの文面をそのまま貼るだけで予定が追加される」という運用が可能になる。
例えば「4/10 14:00〜 Zoom打ち合わせ」みたいなメールが来たら、Claudeにそのまま投げるだけでカレンダーに登録される。手動でカレンダーアプリを開いてポチポチ入力する時代は終わった。
Gmail未読フィルタリングの修正
Gmail連携で地味に困っていたのが、未読メールを取得するとプロモーションタブやソーシャルタブのメールまで全部拾ってしまう問題。毎回「Amazonのセール通知」とか「Twitterのいいね通知」が混ざってきて、本当に対応が必要なメールが埋もれていた。
今回、フィルタリングロジックを修正してプロモーション・ソーシャルカテゴリを除外するようにした。これで「受信トレイの本当に読むべきメール」だけを取得できる。小さな改善だけど、毎日使うものだから効果は大きい。
一元化整理 ― 日本語命名26件+横展開5件
Claude Dispatchに登録しているタスクやスキルの命名規則を日本語ベースに統一した。全部で26件。英語名だと「あれ、これ何だっけ?」となりがちだったのが、日本語にしたことで一覧を見ただけで何をするタスクか瞬時にわかるようになった。
さらに、プログラミングスクール事業向けの横展開として5件を追加。教材管理や生徒対応など、スクール運営に特化したタスクを組み込んだ。
遅延タスク41件の大掃除
溜まりに溜まっていた遅延タスク41件を一気に仕分けした。結果はこう:
- 完了 → 5件:実はもう終わってたのに閉じてなかったやつ
- 定期化 → 3件:毎週やるべきものをスケジュールタスクに変換
- 継続 → 1件:本当にまだ途中のもの
- 残り:不要と判断して削除 or 別タスクに統合
タスク管理ツールって、定期的に棚卸ししないとゴミが溜まる。41件が一気に片付いたのは気持ちよかった。
会話トーンのカスタマイズ機能の実装
ここからが今日のハイライト。Claude Dispatchに「会話トーンのカスタマイズ機能」機能を実装した。4つのモードを用意している:
- 後輩モード:丁寧で素直、報連相をきちんとしてくれる
- 先輩モード:的確なアドバイスをくれる頼れる存在
- 厳しめモード:厳しめのフィードバックで甘えを許さない
- フランクモード:忖度なしのストレートな物言い
なぜこんなものを作ったかというと、作業内容によって欲しいフィードバックの質が違うから。企画段階では「先輩モード」で壁打ちして、実装段階では「後輩モード」に切り替えて作業を任せる。レビューが甘いと感じたら「厳しめモード」で厳しくチェックしてもらう。AIの応答トーンを意図的にコントロールすることで、一人で複数の視点を得られるようになった。
ブログ投稿のAPI化
この記事自体がその成果なんだけど、WordPress REST APIを使ったブログ投稿の仕組みも整えた。アプリケーションパスワードで認証して、Claudeから直接下書き投稿ができる。記事を書いたら「投稿して」と言うだけでWordPressに下書きが入る。あとは管理画面で最終確認して公開ボタンを押すだけ。
X(Twitter)プロフィール更新
細かいタスクだけど、Xのプロフィールも更新した。活動内容が増えてきたので、肩書きや紹介文を現状に合わせてリフレッシュ。こういう「やらなきゃと思いつつ後回しにしがちなタスク」もClaudeに振ると一瞬で終わる。
SEO記事自動化ver8.4のGitHub化
SEO記事の自動生成システムがver8.4まで育ったので、GitHubリポジトリとして整理した。加えて、嶋津さん向けの共有資料も作成。チームメンバーが同じツールを使えるように、セットアップ手順やカスタマイズ方法をまとめたドキュメントを用意した。個人の秘密兵器をチームの共有資産に変える作業。
求人特化版の設計
Claude Dispatchの求人特化版として、専用のCLAUDE.mdとSKILL.mdを設計した。求人原稿の作成、媒体ごとの文字数調整、応募者対応テンプレートなど、採用業務に必要な機能をパッケージ化。これを入れるだけで、Claudeが「採用担当AI」として機能するようになる。
メルマガ文面作成
クロスラーニングのチャットボット更新に関するメルマガ文面を作成した。新機能の説明や使い方のポイントを、受講生にわかりやすく伝える内容にまとめている。こういう定型的だけどクオリティが求められるライティングは、AIとの共同作業が一番効率いい。
起業相談botの設計 ― 成果物9ファイル
今日の最大の成果物がこれ。起業相談に特化したbotを設計して、成果物として9ファイルを作成した。さらに、Claudeプロジェクトとして使うための指示プロンプトも整備。
起業相談って、法務・財務・マーケティング・事業計画と多岐にわたる知識が必要になる。それぞれの領域に対応したスキルファイルを用意することで、相談内容に応じて適切な知識ベースが自動的に読み込まれる仕組みにした。
まとめ:AI秘書は「育てる」もの
1日でこれだけの作業をこなせたのは、前回の移行作業でClaude Dispatchの基盤が固まっていたから。基盤さえしっかりしていれば、その上に機能を積み上げるスピードは劇的に上がる。
AI秘書は買って終わりじゃなくて、自分の業務に合わせて育てていくもの。今日やった12項目は全部「僕の仕事の仕方」に最適化するための調整だった。明日はまた別のタスクが増えるだろうけど、司令塔がしっかりしていれば何でも載せられる。
次回は、起業相談botの実運用レポートか、会話トーンのカスタマイズ機能の実際の使い分け事例を書く予定。お楽しみに。